結婚指輪の再購入にはいろいろなケースがありますが、もう一度別の結婚指輪を買うというカップルも。
最初のプラチナが歪んでしまったから違う硬い金属で作り直すというカップル。
また、当初は経済的に制約の中で間に合わせたが、新規に品質をアップグレードするケース。
10年の節目を祝う意味も込めて記念に再度結婚指輪を購入するご夫婦。
理由は様々です。そして買い直しというより、ご本人がそうしたければ誰も口を挟む余地などないのです。
それから、結婚当初は金属アレルギーが無かった方が、結婚後に金属アレルギーが発症するケースがあります。ご出産で体質が変わり、アレルギーが出る方もいらしゃいます。
シルクというと言わずと知れたカイコによる絹糸。蟲が作り出す絹糸がほんとうにシルクのネクタイやシルクのパジャマになるということです。カイコにくわを食べさせて養蚕農家が育てたカイコのまゆから糸が紡ぎだされるといった家内手工業の代表です。
文字化けしたメールを必死にでコードするようなデジタルな仕事とは無縁のアナログな世界。
指輪だってせっせとアナログな作り方でできなくもないですが、今日に至ってはデジタルな画像とのやりとりがすっかり定着しつつあり、指輪を作って売るのもアナログだけでは限界があるのかもしれないと思います。ガラ系とかデジタルとかいろいろなツールがありますが、使いこなせないと何もうみだされません。ふとそんなことを思ったり。
お名前といえばジョージ皇子となづけられたロイヤルベービー。
日本だと創作的な読めない耳馴染みのないめずらしいお名前がもてはやされていますが、あちらでは定番のお名前がつくのですね。
金属アレルギー
チタンでの金属アレルギーと言っているひとがいますが、意外にもきちんとパッチテストを受けていない。なぜなら皮膚科にはチタンだけ項目がないのです。よっぽど試料を頼んで取り寄せないかぎりチタンの検査はできないし、まずなされていません。
アレルギーというよりも、皮膚が敏感すぎて、樹脂でもアレルギー反応のような皮膚疾患を起こすというタイプの方がいらっしゃいます。
ですから金属でなくとも麻のひもでも、革でもアレルギーのようにぶつぶつしたり赤みをおびたりかゆいという方。石鹸の残留もありますし、いちがいにチタンとは特定できないのですが、思い込みでチタンアレルギーと書いているかたが大半です。
皮膚は乾燥すると自分を守れなくなるので、常に潤っていないといけないのですが、皮膚のデリケートな方はだんだん皮膚のトラブルに慣れっこになってしまって放っておくという共通の傾向が見られます。
皮膚の丈夫なひとが、ほんのちょっとでも一部かさかさしたり、赤らんだらすぐにあれ?どうしたんだろう、いつもは真っ白いところが今日は赤い、、、となるわけですが、多少赤くてかさかさしてもかゆくてもさらにかいてしまうということの繰り返しになりがちです。そしていつもの赤みという事に慣れて、悪化していく悪化スパイラルになっています。
薬はそのためのものだと思いますが、あまり薬に頼らないひとほど、どんどん長引く傾向にあります。
皮膚にまったくトラブルがない状態というのが想像しにくくなっていて、皮膚の敏感なひとは常に皮膚疾患ということになっていきます。
チタンでもアレルギーが出てしまうということはありません。ひとによって、体質によってはチタンでもアレルギーが出るかもしれないといった想像をするかもしれませんが、チタンはヒトのたんぱく質に反応できない金属です。
厳密に言うと、酸素がある環境では、ヒトに対して反応できません。したがってアレルギーも起きえません。チタンは毎日使う歯磨き粉にも入っています。洗濯機からもチタンイオン、冷房、空気清浄機もチタンパワーです。実際にチタンアレルギーであれば歯磨きでも口の中がトラブルになっているはずなのです。
注射針も骨折のときのボルトもだめとなれば本当に命取りですが、なぜか安易にジュエリーに関して実態とかけ離れたチタンアレルギーとか金属アレルギーというワードだけが飛び交っているようです。
指輪のサイズというのはこうも変わってしまうものか、いつも同じところに留まらず絶えずうつろいやすいのが人の世の常だと
あるけれど、ほんとうに指輪の号数、指のサイズが変わります。なぜか気温だけじゃなく、湿度も関係あって、みなが同じように今日はむくんでいていつもよりサイズがアップしているという日があります。
それが梅雨時。雨上がりの晴れ間の日です。
雨本降りではなく、からっと晴れた秋晴れでもない梅雨になぜか指輪がはいらない、指が太くなったとお嘆きのかたはい
ピュアな
なほどいいという概念があります。不純物が混ざるとピュアではない、浄化を必要とするような観念的な考えかもしれませんが、デオドラントという広告に洗脳され無臭でないといけないという強迫観念さえ定着しています。
貴金属にもそういった見方をしてしまいがちです。純粋な金100%と不純物の入った金75%とではどちらがいいですか?
ジュエリーとして適しているのは75%の金です。あとの25%は金でなない金属が含まれます。
これがいわゆる18kというものの意味です。
なぜ不純物を混ぜるのでしょう。
不純物という言い方がよくありません、硬くするために硬い銅や銀を混入させ硬度を高くして実用に耐える金属に換えることができるのです。純金というのは手で曲げることも簡単にできてしまいますし、布や服にこすれて日々目減りしてしまうほど硬度が足りません。すまり実用に適さない金属なのです。
25%経費を浮かそうとか、ごまかそうとして不純にしているのではないのです。
ジュエリーとして使うのであれば75%金の方が優れているのです。用途という側面からは、強度を増すためにゴールド以外の硬い金属をブレンドして耐久性をアップさせています。
そうした純、という面で、チタンは耐久性がもともと何もせずとも高い金属。あえて合金にする意味がありません。
結婚指輪に
には日々使うことできずができていくのはどんな指輪でもいかなる金属であろうともさけて通れない宿命であります。
それはその指輪とともに、そしてそのパートナーとすごしたあかしが刻まれていく美しい年輪であります。
それを経年劣化とか、なにか古くなっていくことを傷がつくこと、ダメージとしてとらえてしまっては、歴史はうすっぺらなものになってしまいます。
アンチエイジングなどという広告によって、脅迫されているかのように、しわができてはいけない、たるんではいけないと刷り込まれてしまっていますが、アンティーク家具の味わいを美しいと感じられる価値観が、結婚指輪にもあてはまるのだと思います。
いつから新品仕上げとかいうものがサービスとなってしまったんでしょうか。せっかくの年輪を取り去ってしまうなんて、どんな再スタート?離婚と再婚の指輪ならいざしらず、せっかく味がでたものをけずってぬぐいとってしまうなんて、もったいないです。
指輪に時がきざまれ、さらに大事なお守りに変化してく過程が美しいのです。大切にしたいと時間の重みがそこにあるのです。
チタンの表面は顕微鏡でみると多孔質で、皮脂が付着しやすい性質があります。そしてチタンの表層にはすでに酸素と触れているため酸素分子吸着層が成膜された状態になっているのがふつうです。その結晶のような酸素分子吸着層は光の反射を変えます。そこに油膜がつくと、さらに反射を変え、跳ね返された光が網膜に届くと変わった?と見えたり角度によってさらに不安定になって認識されます。ひとによって見え方も感じ方も変わるファジーな色です。
マットな仕上がりのつやのない平面に指紋がついたり、触ったときの手などのあぶらがつきますと、なぜかそこが茶色く変化して見えるので変色したような気になるのですが、実はひかりのくっせつが変わったことで茶色がかったように網膜に映ります。私たちはそれを時間の経過とともにチタンが変色したと誤解するのですが、実際にチタンはそう簡単に変質したり酸化したりするものではありません。
茶色っぽく見えるのはチタンの干渉する特徴のせいで、皮膜が作られると黄色っぽく見えるのです。ですから脂分を落とせばそれはなくなりもとのチタンの地金の色に戻るわけです。
そこで清掃用のアルコールでチタンを拭いてみるという発想がでてきます。
結果、アルコールでチタンが変色する心配をする方もいますが、チタンを変色させることはできません。ただし、皮脂による汚れは取り除けるでしょう。ただしアルコールには無水アルコール、消毒用アルコールがあります。そして酒税に関係してくるため、添加物の配合により飲用または違法な酒類製造原料に流用される恐れがないと政府が認めた場合には、酒税加算額が免除される場合があります。消毒用エタノールに酒税が掛けられますと、その分高くなります。
ただし、イソプロパノールが加えられていると飲用できないので、酒税が免れるため比較的安価になります。
薬局で器具の消毒に使われているアルコールは、イソプロパノールが添加されているものが多いです。そうしたアルコールが蒸発したあとに添加物が残存し、それで光の反射が変われば、またわたしたちの網膜はチタンの色の変化を感じ取ることにつながります。
勉強嫌いと読書嫌い、算数に国語となつかしく思いだしたりするわけですが、今どきの先生は違うと違くてとかちがかったなどという若者もいる時代になりました。仕事を進めるうえで絶対に必要不可欠なのがコミュニケーションだと思います。物を販売するにしても物作りするにしても工房に閉じこもったまま誰とも意志の疎通をはからずに制作できるわけではないですね。結婚指輪を作るなら、依頼者の意向を聞いて望まれる高品質な状態で制作をして納品するということになります。
小さいときに国語が嫌い、字を読む、文字を書くことが好きになれないで、大きくなり、「好きくない」などと発音する大人になっていては、なかなかコミュニケーションは難しくなってしまうでしょう。
楽しく文字と向き合うこと、そこからが何もかもの始まりなのかもしれません。
絵を描いたり表現するのも相手、受け手が存在することによって成り立っている。そこから表現の手段をさぐっていき、昇華されるのがアートなのかなと思ったりします。
指輪n
のオーダーメイドの号数の測定のとき、指まわりのサイズをはかったけれど、出来あがって受け取りに行ったら指輪がきつかったのは自分の太ったせい?それとも指のなにかが違うの?指輪は測定どおりできあがっています。体調は同じはず。たった数週間でこんなにも違うってどういうこと?測り方がわるかったんじゃないの?と考えがち。でも指輪の号数はあっている、指がいつも同じと考える方が間違っています。l
気温により血管は拡張したり体温を下げようとしたりしてからだはいつもがんばって働いてくれています。だから毎日外気温が違ってもひとはそこに対応できているのです。指の号数だって同じです。暑い日と寒い日も違うし運動後2分後と1時間後は体温も心拍数も指輪のサイズも違うのがあたりまえなのです。いつに合わせるかが問題なのです。
結婚指輪と
とは使われることを前提に買うのでしょうか?それとも記念として買うだけのものでしょうか?
それぞれひとによって考えは違います。結婚するけれど結婚式もしないし結婚指輪もいらないというカップルもいれば新郎は結婚指輪をしない、新婦だけというイギリス王室のような例だってあります。
結婚式のためだけに記念で用意したけれど、新郎は普段は仕事中はめないのでたんすのこやしになっているというひともいると思いますし、つけたりはずしたりが多く失くしてしまうというケースだってたくさんありますし、花嫁さまにこっそり内緒でリピート制作する新郎もいらっしゃるらしい。
テレビドラマd
で自分でネジ、いやワッシャーかボルトか何かの金具のような輪を結婚指輪として贈るというシーンを観たことがありますが、
結婚指輪という最大の記念の品を自作できたらすごいんじゃないかと思います。
高価すぎるプラチナでは敷居が高いけれど、もしチタンで結婚指輪に参加できたら良い思いでになるかもしれません。
ただ、シルバーなどは一時期大変なブームで、ちょっと指先の器用なひとならだれでも作ってブランドを名乗っていた時代がありました。
そして少々器用なというくらいでも銀という素材の誰もがしる価値に誘引されて、有る程度完成度の高いものが安易に作れちゃったのだと思います。
イ―ジ―な時代だったのかもしれません。
誰もシルバーアクセサリーといったものを着けなくなって淘汰され、ほとうに本当のシルバー好きだけが生き残ったのが今なのかもしれません。今シルバーをガンガン着けているひとって原宿でも探すのはかんたんじゃないけれど。
毎日愛用すれば必ず傷がつく結婚指輪。
指輪は手がいろいろな動作をしてさまざまな材質の物体とぶつかりあい、どんどん摩耗していくものです。
いつまでもぴかぴかでいるわけではありません。
プラチナというのはとてもやわらかい金属で、指で押すだけで曲げることさえできてしまいます。ゴルフをするひとの
結婚指輪が曲がったりするのは、とくにプラチナの純度が高い=やわらかい指輪だからです。
高価なほど丈夫と思いがちですが、それは逆で、高価なプラチナと安価なプラチナとでは純度が高いほど柔らかくお値段も高いということ。純度とは高ければ いいということではないのですね。
材質に関しての知識をもって指輪選びをしていくと、チタンという金属でできた結婚指輪にぶちあたることになるかもしれません。
見るという字、視るとも観るともいいますが、めがねで視るとき、それは視力をレンズによって矯正してもらっているといった眼鏡による視力を助ける機能というのがまず最初にあり、次にかっこいいめがね、デザイン性が重視されるようになってきました。こどものころ、目が悪くなるからテレビに近づいてみてはだめと言われた記憶がありますが、目が悪くなると眼鏡をかけなくてはいけないよという意味だったと思いますが、視力を補う必要のない目の良いひとまでも今は伊達めがねをかけるのが普通にもなってきていますね。指輪には、装飾品という側面が強いのですが、ばね指を矯正するリングというのもあります。
指輪のような義肢というのもありようです。
機能という役割を背負っていても、やはりデザインは重要な時代になってきています。それは単にその場を体裁よくするだけのうわっつらだけのデザインというのが大きな誤解で、ニーズを満たしながら意味のあるものに置き換える、前例のない角度からの視点で周りを変えていくちからをもったものが本当のデザインだと気づかれ初めているからではないでしょうか。
ブラックのリングを作っているところがあります。https://www.pro-dotto.com/
この5月に日食が25年ぶりに日本で観測できるというので、日食グラスなるものが売り出されていて、朝6時に見られるということです。あらためて太陽光線ということを意識してみたいと思います。
日頃私たちは太陽の光があることをあたりまえのようにしかとらえておらず、その光線の波長によって青く光が見えたり空が赤く見えたり時間帯によって空の色も変わり、虹には7色が見えるということを体験しています。チタンの色にもそういった同様のしくみで光線が網膜に達してそういった色として、認識されているのです。ですから、ブラックチタンという色も、一口にブラックといっても、漆塗りの加工とも違いますし、メッキの塗料の黒でもないチタンジュエリーの特殊なブラックなのです。チタンですから、少し玉虫色になって見えます。
それは、チタンが干渉色を発するのと同様に、ブラックの玉虫とでも言っていいような照りのある黒なのです。
チタンの色の正体は構造色といいます。資料*
黒いチタンというのがある。
例えば超硬メタルの穴空けドリルの先にコーティングされている加工の黒。
摩耗を防ぐため、F1のエンジンにも使われている。硬いチタンの硬度をさらに上げるための加工。耐久性もアップするコーティングである。
加工硬化金属の特性として、曲げたり叩かれたりという、力を加えられることで硬化する性質というのがある。
ひとたび折り曲げたものをもとに戻すとき、その折り目の部分にだけ極度に力がかかり、弾性の少ない金属=伸びない金属だとすぐに金属疲労が起きて、ポきっと折れてしまうことになる。
部品と部品がうまく噛み合わさっていない状態が長く続いたりすると、カタカタと徐々に金属疲労が起こりうる状態になっていき、いつか突然折れるというのがある。
例えば金や銀、プラチナのようなやわらかいメタルであれば、箔にできるほど柔軟で曲げにも2回3回は耐えられよう。けれどもチタンのような非常に硬いレアメタルだと、1度折り目をつければ2度はない。一度めをもとに戻すだけでアウトになることも。
そういったレアメタルの特質はあまり知られていないが、チタンを指輪にする場合、かなり専門的知識をもってジュエリーへの応用に臨むことが大事。
指輪を着用していれば、おのずとリングは指のまわりを知らずしらずのうちにくるくると回転していて、そのまま日常使いされれば、まんべんなく摩耗してゆくものです。石がついている指輪だけはちょっと置いておいて。
ふつうのそれとは別に、リング自体に2重構造になっていて、内リングと外リングをベアリングのような構造でかましてあり、それが回転する工夫がなされたリングというのも可能です。
指輪が日々摩耗していくとは、意外に知られていない。 車も走ればタイヤが消耗するように、指輪も毎日くるくる回って何かにぶつかって削られていくのに。
指輪は永遠にあるということではない。結婚指輪も一生ものとはいえ、作り替えないということではなく、やはり消耗品。10周年記念とか、銀婚式とか節目の記念のリングなのです。
ダークチタンDARKTITAN という変わったリングにも注目。