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結婚指輪の買い直し

結婚指輪の再購入にはいろいろなケースがありますが、もう一度別の結婚指輪を買うというカップルも。

最初のプラチナが歪んでしまったから違う硬い金属で作り直すというカップル。

また、当初は経済的に制約の中で間に合わせたが、新規に品質をアップグレードするケース。

10年の節目を祝う意味も込めて記念に再度結婚指輪を購入するご夫婦。

理由は様々です。そして買い直しというより、ご本人がそうしたければ誰も口を挟む余地などないのです。

それから、結婚当初は金属アレルギーが無かった方が、結婚後に金属アレルギーが発症するケースがあります。ご出産で体質が変わり、アレルギーが出る方もいらしゃいます。

金属と純粋志向

ピュアな

なほどいいという概念があります。不純物が混ざるとピュアではない、浄化を必要とするような観念的な考えかもしれませんが、デオドラントという広告に洗脳され無臭でないといけないという強迫観念さえ定着しています。

貴金属にもそういった見方をしてしまいがちです。純粋な金100%と不純物の入った金75%とではどちらがいいですか?

ジュエリーとして適しているのは75%の金です。あとの25%は金でなない金属が含まれます。

これがいわゆる18kというものの意味です。

なぜ不純物を混ぜるのでしょう。

不純物という言い方がよくありません、硬くするために硬い銅や銀を混入させ硬度を高くして実用に耐える金属に換えることができるのです。純金というのは手で曲げることも簡単にできてしまいますし、布や服にこすれて日々目減りしてしまうほど硬度が足りません。すまり実用に適さない金属なのです。

25%経費を浮かそうとか、ごまかそうとして不純にしているのではないのです。

ジュエリーとして使うのであれば75%金の方が優れているのです。用途という側面からは、強度を増すためにゴールド以外の硬い金属をブレンドして耐久性をアップさせています。

そうした純、という面で、チタンは耐久性がもともと何もせずとも高い金属。あえて合金にする意味がありません。

アートとコミュニケーション

勉強嫌いと読書嫌い、算数に国語となつかしく思いだしたりするわけですが、今どきの先生は違うと違くてとかちがかったなどという若者もいる時代になりました。仕事を進めるうえで絶対に必要不可欠なのがコミュニケーションだと思います。物を販売するにしても物作りするにしても工房に閉じこもったまま誰とも意志の疎通をはからずに制作できるわけではないですね。結婚指輪を作るなら、依頼者の意向を聞いて望まれる高品質な状態で制作をして納品するということになります。

小さいときに国語が嫌い、字を読む、文字を書くことが好きになれないで、大きくなり、「好きくない」などと発音する大人になっていては、なかなかコミュニケーションは難しくなってしまうでしょう。

楽しく文字と向き合うこと、そこからが何もかもの始まりなのかもしれません。

絵を描いたり表現するのも相手、受け手が存在することによって成り立っている。そこから表現の手段をさぐっていき、昇華されるのがアートなのかなと思ったりします。

最近の結婚指輪

結婚指輪と

とは使われることを前提に買うのでしょうか?それとも記念として買うだけのものでしょうか?

それぞれひとによって考えは違います。結婚するけれど結婚式もしないし結婚指輪もいらないというカップルもいれば新郎は結婚指輪をしない、新婦だけというイギリス王室のような例だってあります。

結婚式のためだけに記念で用意したけれど、新郎は普段は仕事中はめないのでたんすのこやしになっているというひともいると思いますし、つけたりはずしたりが多く失くしてしまうというケースだってたくさんありますし、花嫁さまにこっそり内緒でリピート制作する新郎もいらっしゃるらしい。

 

結婚指輪を手作りするって

テレビドラマd

で自分でネジ、いやワッシャーかボルトか何かの金具のような輪を結婚指輪として贈るというシーンを観たことがありますが、

結婚指輪という最大の記念の品を自作できたらすごいんじゃないかと思います。

高価すぎるプラチナでは敷居が高いけれど、もしチタンで結婚指輪に参加できたら良い思いでになるかもしれません。

ただ、シルバーなどは一時期大変なブームで、ちょっと指先の器用なひとならだれでも作ってブランドを名乗っていた時代がありました。

そして少々器用なというくらいでも銀という素材の誰もがしる価値に誘引されて、有る程度完成度の高いものが安易に作れちゃったのだと思います。

イ―ジ―な時代だったのかもしれません。

誰もシルバーアクセサリーといったものを着けなくなって淘汰され、ほとうに本当のシルバー好きだけが生き残ったのが今なのかもしれません。今シルバーをガンガン着けているひとって原宿でも探すのはかんたんじゃないけれど。

 

ブラックチタン

黒い指輪

黒いチタンというのがある。
例えば超硬メタルの穴空けドリルの先にコーティングされている加工の黒。
摩耗を防ぐため、F1のエンジンにも使われている。硬いチタンの硬度をさらに上げるための加工。耐久性もアップするコーティングである。
加工硬化金属の特性として、曲げたり叩かれたりという、力を加えられることで硬化する性質というのがある。
ひとたび折り曲げたものをもとに戻すとき、その折り目の部分にだけ極度に力がかかり、弾性の少ない金属=伸びない金属だとすぐに金属疲労が起きて、ポきっと折れてしまうことになる。
部品と部品がうまく噛み合わさっていない状態が長く続いたりすると、カタカタと徐々に金属疲労が起こりうる状態になっていき、いつか突然折れるというのがある。
例えば金や銀、プラチナのようなやわらかいメタルであれば、箔にできるほど柔軟で曲げにも2回3回は耐えられよう。けれどもチタンのような非常に硬いレアメタルだと、1度折り目をつければ2度はない。一度めをもとに戻すだけでアウトになることも。

そういったレアメタルの特質はあまり知られていないが、チタンを指輪にする場合、かなり専門的知識をもってジュエリーへの応用に臨むことが大事。

回転するリング

指輪を着用していれば、おのずとリングは指のまわりを知らずしらずのうちにくるくると回転していて、そのまま日常使いされれば、まんべんなく摩耗してゆくものです。石がついている指輪だけはちょっと置いておいて。
ふつうのそれとは別に、リング自体に2重構造になっていて、内リングと外リングをベアリングのような構造でかましてあり、それが回転する工夫がなされたリングというのも可能です。

指輪が日々摩耗していくとは、意外に知られていない。 車も走ればタイヤが消耗するように、指輪も毎日くるくる回って何かにぶつかって削られていくのに。
指輪は永遠にあるということではない。結婚指輪も一生ものとはいえ、作り替えないということではなく、やはり消耗品。10周年記念とか、銀婚式とか節目の記念のリングなのです。

ダークチタンDARKTITAN という変わったリングにも注目。