好きを仕事にする、そのことと、作家としてやっていくこと。
食べていくこと、仕事として成り立つことと、作家として発表していくこと。
どちらが幸せなのか、生きるための仕事を持ちながら作家としての制作の時間をキープしたいのか、ニーズに対して作り提供し続けるのか。
本当のジュエリー作家、ビジネスとしてのジュエリー商売。
成り立つとはどういうこと?本当はもっと変わったものを作りたいのに売れないから売れるものを作るということ?
なぜそれらがふたつにひとつのように語られていいるの?
ジュエリーの作り手になるには。
誰かの弟子になれば、なれるのでしょうか。そんな時代はとっくに終わっています。自分で発信するのが簡単な時代です。
師匠と弟子はいりません。ひつようなのは、誰かの真似ではなく、自分で発掘するオリジナルを見つける探究心だと思います。教えてほしい、学校で習おう、ジュエリーショップでとりあえずバイトして教えてもらえばなんて考えた時点で本当は自分から見つける勇気を封じ込めてしまっているのでは?
すでにできあがった指輪があるとして、そこに追加のダイヤを埋め込みたい場合、そういう加工は可能かどうか。
可能ですが制約があります。
ダイヤのテーブルからキューレットまでの深さを満たす厚みがあればという条件付きです。
厚みが足りないとダイヤのとがった尖端が突き出てしまうことになるからです。
それさえ満たすサイズのダイヤであれば、物理的には問題ないことになります。
あとはどのような形状のリングかにもよります。
複雑な彫りや盛り上がり、うねりなどがあれば条件は変わってくるでしょう。
相手を
を顔を思いうかべて作る。これが今年到達したもの作りの極意だと思う。
1年を振り返ってみて、もの作り、仕事とはなんぞやと問うてみても、それは幸せになり相手も幸せになること。つまりはいいものを作って楽しく作って相手の顔を想い浮かべながら作って渡すというシンプルなことなんじゃないかと思います。
仕事は誰のためだとかお金をかぜぐとかいろんなことがもろもろ付随してくるけれど、結局のところしんどいとか負担に想ったりいやいややってはつらいばかりで、幸せになれなくては意味がない。すべてはそこからスタートするのだと。
ワックス原型を制作中にアルコールランプであたためたワックスが、加熱され液体化し、拡大鏡をかけていたせいもあり距離感がつかめず、それが指にぽたっと落ちたわけです。ワンテンポおくれてやってきた痛みというか熱い瞬間がわかったときには、もうそのどろっとしたロウを拭き取ろうとしていまい、結果皮膚がべろっと向けてまっしろな肉が見えていました。
たったそれだけの傷でもかなりブルーになるのですから、手術をするようなおけがをされた方はさぞかし不自由な大変な思いをされているか、やけどをきっかけに思いをはせています。
やけどのあとにばんそうこうではなくぱわーぱっどなるものを貼りました。
とにかく早く仕事に支障なく進められるようにしたいという思いから薬局で購入。サイトを検索してみると、アフィリエイトでリンクを貼った有料で記事を書かされたようなものがかりが上位をしめ、ほんとうの口コミには出会うことができないほどの膨大な量の作戦が敷かれていて圧倒されています。実際に試して自分の傷を写真にとって治り具合を見せてひろく人々のためにというアフィリエイト。これがやらせではなく、ほんとうのブログだったらすごいのになあと思ったり。
とにもかくにも指輪作りは続きます。
クリスマスの飾りつけが年々早くなってきていると感じるのは気のせいだろうか。
12月に入って一斉にネオンやクリスマスリースを出す店舗が多かったのに、もうハロウィンが終わってすぐにクリスマスのディスプレーがなされ、クリスマスケーキのい予約注文のポスターまで掲示され、ひいてはおせち料理のパンフレットまで早々と争奪戦をしているといった具合。
一度撤廃された表参道のイルミネーションも復活。赤坂サカスのLEDライトも11月15日に点灯。
年末気分がこれから盛り上がり、指輪もクリスマスプレゼントになるのでしょうか。
指輪n
のサイズについて日々研究中ですが、指のサイズが一定だと思っているひとが多いのでちょっと困っています。
昨日測ったときの号数と今日が違っていると、測ったときの感覚というのは本人しかわからないにも関わらず、それに対して測るのを手助けしたり指輪を作る立場としては簡単にはことは運びません。
朝起きたときのサイズと水分を摂取したときのサイズと、とりわけサイズのアップダウンが激しいのは運動時のからだの温まったとき、それと冷えたときの違いです。
これは血管とか心拍数で血流が相当違うことで起きるのだと思うのですが、それだけではなく、やはり指まわりの脂肪の付き具合、肉の付き具合、体脂肪率と関係あると思います。なによりも、指の号数を左右するのはその肉のつきかたであって、骨と皮だけの方なら骨をはかっておけば、まずサイズはいつもいつもこんなには変わらないわけです。
骨を触った感触で、弾力のある指ほど、時間帯で変化しているという結論に達しました。
体重計に乗ってから指輪のサイズを測るのはこっけいだと思いますが、ほんとうに体脂肪率計が指だけで気軽に測れたらいいなと思います。
ものには体制とかかたちというのがあって、それでひとは何って認識できる。言葉だってそれがないと頭の中はいつもあいまいになってしまうから、人に伝えられるように言葉で考えて言葉を使って思い込む。ものごとがあやふやでも、言葉で整理してあたまのなかでつかむことができる。それはかたちがないふにゃふにゃの状態ではよくわからないけれど、ことばというかたちが見えて初めてこうなんだと自分でもとらえられるということ。かたちにするには作業とか工程がある。もの作りも同じ。結婚も同じ。お互いがどういう関係なのか本人同士もはっきりとまわりにもわかるようなかたちにするのが結婚。そういうユニットだということを。社会をユニットで形成するのだということを。あたまの中だけでよくわからない関係性をしっかりかたちにするイベント=結婚。自分だけがわかっていればそれでいいというものではなくて、しっかりとみんなが認識できるためにはかたちというものが必要だからかたちを求められる。表すことが必然となる。
見えるかたちにすること。ものつくりって、見えない気持ちや想いを見えるようにものの形を借りてそこに閉じ込めてさらに想い続けるためのしかけ。装置。お守り。しるしなんじゃないかって。
しかもあやふやで心配で不安定で必ずじゃない想いをそこにちゃんとあるよって見えるようにしようとする心の現れ。外見とか取り繕いではない、思い入れ、心がけの具体化。
夏休みの宿題はいつもぎりぎりだった。楽しい休み、勉強は後回し。さっさと済ませたほうがすっきり遊べたはずなのに、いまだに火が着くまでエンジンがかからないのか。
黒い指輪
先々のやるべきことリスト
タスクを管理する術を身に着けたひとは仕事のできるひと。
いかにその週でやるべきことを完結させるか。
一週間をまず前半後半にわけてみようか。
前半に終わらせることを組み、あとへ回さない。これだけでもあとがだいぶ楽になりそう。
大切な用事、準備が必要なイベントにはどう対処すればいいのでしょう。
リストにしてリストをかならず消していく。そうしてすきまを作って準備に充てるとか。
このチタンリングが最高、この結婚指輪こそがもっともふさわしいと思えるには。
ブラックリングマニア もしも黒い金属というのが開発されたら、宝飾界はいろめきたつのではないでしょうか。18kブラックというのはありますが、やはり金は金。ぐれーがかった金をブラックとネーミングしているだけのもの。中身までも黒い、真っ黒な金属というのはどこにも存在しません。表面だけを、黒くするコーティング加工ならあるのですが、黒がメンズに人気なだけに黒い金属=夢の素材といえそうです。
ブラウン 多少くすんだもの、いかにも天然、つまり茶褐色をしているダイヤモンドの方がよっぽどダイヤが天然石だと感じられる気がするのですが、透明でまるで漂泊したかのようなダイヤより自然な印象を受けるのは私だけなのでしょうか?何かあまりに無垢に光り輝きすぎると、ジルコニアにも見えてしまいそうです。
DANCINGRING 想い出にしみついた曲や踊り、そのときに流行ったフレグランスなど、いつまでたっても急にこころにによみがえるアイテムというのがあります。どんなに時が経っても忘れない、何かの映像や出来ごととむすびついて引き出しから出やすくなっているかのようです。
まるで普段着のジーンズの色落ちを楽しむような感覚。デイリー使いの日々をともに過ごす結婚指輪にもそんな加工ができたらという要望にお応えしてできました。
原宿RING いつも指輪と一緒だから。