金属と純粋志向

ピュアな

なほどいいという概念があります。不純物が混ざるとピュアではない、浄化を必要とするような観念的な考えかもしれませんが、デオドラントという広告に洗脳され無臭でないといけないという強迫観念さえ定着しています。

貴金属にもそういった見方をしてしまいがちです。純粋な金100%と不純物の入った金75%とではどちらがいいですか?

ジュエリーとして適しているのは75%の金です。あとの25%は金でなない金属が含まれます。

これがいわゆる18kというものの意味です。

なぜ不純物を混ぜるのでしょう。

不純物という言い方がよくありません、硬くするために硬い銅や銀を混入させ硬度を高くして実用に耐える金属に換えることができるのです。純金というのは手で曲げることも簡単にできてしまいますし、布や服にこすれて日々目減りしてしまうほど硬度が足りません。すまり実用に適さない金属なのです。

25%経費を浮かそうとか、ごまかそうとして不純にしているのではないのです。

ジュエリーとして使うのであれば75%金の方が優れているのです。用途という側面からは、強度を増すためにゴールド以外の硬い金属をブレンドして耐久性をアップさせています。

そうした純、という面で、チタンは耐久性がもともと何もせずとも高い金属。あえて合金にする意味がありません。

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