輪っかのかたち

指輪としてもっともシンプルなフォルム。まんまる。
真円とも言う。

ラインは1本で繋がれ、またそこに戻る、歪みのない美しいかたち、それが円であり、結婚の縁でもあると思います。

それはなんの変哲もない輪っかのかたちでもあり。和なのかもしれない。

いわゆる平打ちと呼ばれる指輪がシンプルを極めたリングと言えそうだけれども、これは、造り手によって、ここまでシンプルなリングだとかえって仕上げの表情、手の力加減でかなり個性が露呈する。シンプルだからこそ、メーカーのこだわりや、制作姿勢が浮き彫りになってくるリングと言えるかも知れない。

かたちがシンプル、フォルムに何のメッセージ性もないものを見たとき、ひとは、そのかたちより表面の質の方に目がいく。
ひところ世界中のアートを席巻したモノ派の現代美術のように。
日本料理でもそうかもしれない。素材自体の味を引き出すためにあえて、余計な手を入れない。
そうすることでその素材感が前面に押し出されることってあるのかもしれないし。

指輪の歴史

    和を重んじるからわっかなのだと思いたい…

 

 

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